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民間のアートセラピースクールの責務

日本におけるアートセラピーの事情に関しては、以前にも書きましたが、まだまだ一般の中で理解されるには程遠いのが現状です。

アートセラピーを、「癒しのツール」として提供しているスクールやセラピストがほとんどです。
なにしろ、民間であって「医療分野」ではありませんから、治療を目的とすることはできないわけです。

だからこそ、クエストでは、研究部門を設け、データを収集しながらアートセラピーを世の中に提供し続けています。

まず一つが「子供向けのアートセラピーの効用」
これは、NPO法人子ども未来研究所が、提供している夏のキャンプ「グロースセミナー」に参加する子供たちに、キャンプ前と後に「S―HTP法」という描画法を用いながら、子供たちの様子の変化を観察し、同時に保護者からのヒアリングを行うというものです。
このキャンプは今年で19年目を迎え、すでに延べ500人近いデータがあります。
また、災害時あるいは事件被害にあった子供たちへのアートセラピーの提供で、PTSDケアの実績もあります。

もう一つが「高齢者向けのアートセラピーの効用」
このデータは、桜美林大学健康福祉学群の教授福田潤先生と、神奈川県下の福祉施設との三者共同で行った研究調査です。
このデータはすでに公表されましたが、被験者の5割以上の高齢者に、意欲の回復や認知症の改善が見られた画期的なデータでした。
今後も追跡調査は必要ですが、このような研究をしていくことこそが、民間のスクールとしての責務だと強く感じています。

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