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2008-12
民間のアートセラピースクールの責務
- 2008-12-04 (木)
- アートセラピー研究調査
日本におけるアートセラピーの事情に関しては、以前にも書きましたが、まだまだ一般の中で理解されるには程遠いのが現状です。
アートセラピーを、「癒しのツール」として提供しているスクールやセラピストがほとんどです。
なにしろ、民間であって「医療分野」ではありませんから、治療を目的とすることはできないわけです。
だからこそ、クエストでは、研究部門を設け、データを収集しながらアートセラピーを世の中に提供し続けています。
まず一つが「子供向けのアートセラピーの効用」
これは、NPO法人子ども未来研究所が、提供している夏のキャンプ「グロースセミナー」に参加する子供たちに、キャンプ前と後に「S―HTP法」という描画法を用いながら、子供たちの様子の変化を観察し、同時に保護者からのヒアリングを行うというものです。
このキャンプは今年で19年目を迎え、すでに延べ500人近いデータがあります。
また、災害時あるいは事件被害にあった子供たちへのアートセラピーの提供で、PTSDケアの実績もあります。
もう一つが「高齢者向けのアートセラピーの効用」
このデータは、桜美林大学健康福祉学群の教授福田潤先生と、神奈川県下の福祉施設との三者共同で行った研究調査です。
このデータはすでに公表されましたが、被験者の5割以上の高齢者に、意欲の回復や認知症の改善が見られた画期的なデータでした。
今後も追跡調査は必要ですが、このような研究をしていくことこそが、民間のスクールとしての責務だと強く感じています。
「自分を好きになるメンタルヘルス講座」~アートセラピー講演
- 2008-12-03 (水)
- アートセラピー講演
11月27日、栃木県那須烏山市の依頼で、講演を行ってきました。
当スクールのセラピスト、川越弘子によるアートセラピーの講演と実習です。
健康福祉センター主催のこころの健康事業の一環として招聘されました。
年齢は50~60代の方を中心とした40名以上のグループでした。
市民講座ですが、告知をしてあっという間に定員になったそうです。
アートセラピーの認知度は少なくても「メンタルヘルスケア」や「心のケア」には皆さん興味があるようです。
仕事をリタイアした後の自分の人生をどのように過ごせるのかは、まずは自分の健康にかかっていますからね。
体の健康だけではなく、いまは「心」の健康にも意識が向けられています。
残念ながら、「どのように心のケア(メンタルヘルスケア)」をしたらよいのかの指導はされていません。
すべて個人に任されてしまっているのです。
ですから行政による、このような試みには大きな意味があります。
私たちの日常に、気軽に「メンタルヘルスケア」や「心のケア」といったサービスがもっとあっても良いはずです。
終了後、ある女性がお話しして下さいました。
「私の心にいつもある風景が浮かぶんです。昔からそれを思い出すと自分に力がわいてくるんです。それを描いてみたら、何だかとっても慰められて・・・。仕事で色々あったんですが、またがんばろうと思いました。」心のケア(メンタルヘルスケア)は、ついつい後回しになりがちです。
でも実はとても大事な時間です。クエストの責務としても、今後このような講演は勿論、講座の開催にも力を注いでまいります。
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